着物の文様から絵師・鈴木春信の浮世絵「風俗四季哥仙」を読み解く!春信の魅力 その3【後編】 (2/7ページ)
住吉文様
では、もう一度絵に描かれている女性の模様を見て下さい。
日本独自とも言える海岸線の美しさである“白砂青松”が描かれています。これは「住吉模様」と呼ばれています。
この「住吉模様」とは“住吉大社”周辺の様子を描いた模様のことです。大昔の住吉大社の社前は“白砂青松”と例えられるほど美しい砂浜が広がる海辺で、青々とした松が生い茂る景勝地だったとのです。
それだけではなく“住吉の松”は『相生の松』という伝説に登場するとても有名な松なのです。
能・高砂結婚式などで年配の方が「高砂や~」などとお謡いになるのを聴いたことがありませんか?あれが能の『高砂』という作品の中で謡われるおめでたい歌なのです。