意外と知らない、映画配給会社のマーク・ロゴの由来を調べてみた! (2/4ページ)
この富士山は『忍野村から見た形』で、実際の富士山では角度が緩やかすぎて、写真集や絵画を参考にし、最終的には横山大観の富士山の形が良いということになったそうです」
とのこと。
また、2015年以降の洋画以外の配給作品には新しいロゴマークが使われています(洋画は富士山のイメージ映像を使用しています)。2013年6月、富士山が世界遺産に登録されたのを契機に、新松竹マーク製作の準備を開始。2013年11月22日(松竹の創立記念日)から27日にかけて「山梨県新道峠」にて撮影を行い、22日の晩に快晴の星空とクリアな富士山を撮影できたとのこと。
また、雲海の撮影は富士山側からの撮影で、5合目から見事な雲海を収めることができたそうです。
撮影は8Kレベルの高解像度カメラを使用し、将来的に4Kの原版が必要となった場合にも対応可能な素材を確保。その後、CG合成等を経て「新松竹マーク」が完成します。この新松竹マークは2015年以降の配給作品(洋画以外)に使用されており、現在読者のみなさんが劇場で見るオープニングロゴは全て新松竹マークとなっています。
東宝東宝の作品では、放射状に広がる光の中心に円で囲まれた東宝という文字が表示されます。
初めて東宝のマークが登場した映画は1936年(昭和11年)公開の『唄の世の中』です。「東宝映画配給株式会社」の名称と共に用いられました。
当時は、東宝の映画製作は「ピー・シー・エル映画製作所」と「ゼー・オー・スタジオ」の両社が担当しており、それぞれに配給部がありました。しかし、より強力な配給システムが必要という要請から、「東京宝塚劇場」を加えた三社の共同出資によって「東宝映画配給株式会社」ができたのです。
つまり東宝の名称は、東京宝塚劇場から「東」と「宝」の二文字を取って付けられたわけです。そこには「東の邦(くに)の宝」という意味も込められているとのこと。
東宝のマークは、外周となる円の「中心」に東宝の文字が入るのではなく、円の中、「上3分の2」に東宝の文字が配置されたものです。考案者は、ピー・シー・エル映画製作所 宣伝課の岡田喜三郎さんです。