学問の面白さってなんですか? 「星」を好きな少年が天文学博士になるまでの過程を聞いてみた #学問の面白さ (3/7ページ)

学生の窓口

――具体的に日本はどのような点でレベルが低かったのでしょうか?

天文学は大きな望遠鏡がないと駄目なんですよ(笑)。世界数十位なんていうような、小さな望遠鏡しかない国では、天文学は発展しないのです。

天体望遠鏡がなくてもできる「天体力学」のような分野では日本も頑張っていましたけれども、国内には1.8メートルの望遠鏡しかなかったですし、やっぱり後進国だったのは否めないですね。

――現在では状況は異なっていますか?

日本は、野辺山の45メートル電波望遠鏡、ハワイのすばる望遠鏡、そして南米チリに巨大なアルマ望遠鏡を作ったことで、世界の最先端に躍り出ました。

今では欧米日と世界の三極の一つになっています。

ハワイのマウナケア山にあるすばる望遠鏡は、日本の技術の粋を集めて作られた本当に素晴らしい望遠鏡で、世界中の研究者が使いたいと思うものになっています。

「まだ分かってない」 くめども尽きせぬ面白さがある!

渡部潤一博士

――天文学の面白さはどんな点にあるのでしょうか?

他の学問にはない面白さとして、一般の人たちと現象を共有できるという点があげられると思います。明るいほうき星が空にあらわれたらみんなで見られますし、日食・月食もそうですよね。

もちろんプロとアマで使う道具は違いますが、同じ現象を見ることはできるのです。これは他の分野にはない特徴ですね。

――アマチュア天文観測家という方はたくさんいらっしゃいますね。

「学問の面白さってなんですか? 「星」を好きな少年が天文学博士になるまでの過程を聞いてみた #学問の面白さ」のページです。デイリーニュースオンラインは、#学問の面白さってなんですか企画・連載授業・ゼミ学生生活社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る