学問の面白さってなんですか? 「星」を好きな少年が天文学博士になるまでの過程を聞いてみた #学問の面白さ (6/7ページ)

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天文学

本当にそうですよ。宇宙からは微かな光しかやって来ないですし、その点でも天文学は他の理系の学問とは違っています。実験ができませんので、我々は待つしかないのです(笑)。

だからどうしても忍耐強くなってしまう。

――先生は理系の学問の魅力はどんな点にあるとお考えでしょうか?

これは理系・文系という分け方によらないかもしれませんが、人類にはまだまだ分からないことがたくさんあるんですよ。知の地平線の先に、まだ見えてないものが本当にたくさんあるということが分かる……それが魅力ではないでしょうか。

例えば、天文学でいうと宇宙の95パーセントは分かっていない。これは「ダークエネルギー」とか「ダークマター」というのですが、正体が皆目分からない。物理学でいうと「大統一理論」はまだできていない。ミクロとマクロがつながっていないわけです。

文系でもそのようなことはあるのかもしれませんが、理系の学問では誰もが分かっていないことが明確に分かるときがくるんです。

ここが違っている点であり、魅力なのかもしれませんね。

自分の「知の地平線」を切り開く努力をしよう!

――「大学で学ぶこと」自体が、研究者にでもならない限り意味がないのではないか、といった意見も多いですが、大学生が大学で学ぶ意味とはどんなことだと先生はお考えでしょうか?

自分の知っていることの地平線を広げることに意味があると思います。18歳まで生きて、さまざまなことを知ってきたと思うのですが、世の中にはもっともっといろんなことがあるわけです。それをどのように知るのか、その術を得ることができるのが、大学で学ぶことのメリットだと思います。

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