安倍首相「桜を見る会」 芸能界とのパイプ役“謎の紳士” (2/4ページ)
招待されたタレントはノーギャラだったかもしれませんが、ここまでの有名人のブッキングを一手に引き受けているとなれば、X氏にはコーディネーターとしてのギャラが発生していても、おかしくはありませんね」(前出・政治部記者)
ある自民党関係者が声をひそめる。
「X氏は、この権限を利用して銀座のママや地方のホステスまで『桜を見る会』に招待していた、なんて噂も出回っています。そもそも、安倍首相本人が地元の後援者に向けて、家族や友人を誘ってもいいですよと公言していたわけですから、それこそ反社会的勢力が紛れ込んでいても分かるはずがない」
★マルチ商法の元会長も招待
実際、「桜を見る会」が怪しげな宣伝に利用されていたこともある。
磁気治療器の預託をうたったマルチ商法を展開し、警視庁などが特定商取引法違反で現在も捜査中の「ジャパンライフ」の山口隆祥元会長が、’15年に招待されたことを自社の勧誘チラシで報告。結果的に「桜を見る会」が被害拡大を助長した疑いがあるのだ。
それでも政権側は「招待者の人選に問題性はない」と言い張る。潔白を主張するのであれば、招待者の氏名を公表すればいいだけだが、名簿はすべて破棄されていた。
「共産党の衆院議員が今年5月9日に『桜を見る会』の資料を内閣府に請求した途端、その日のうちに破棄しているのです。これでは、やましいことがあるため、追及を避ける目的で名簿を即刻破棄したと非難されても仕方ありませんよ。モリカケ問題でも明らかなように、都合が悪い証拠はすぐに処分するというのが、安倍政権の一貫した危機管理対応です」(政治部デスク)
政権サイドは「個人情報」だとして破棄を正当化しているが、招待者は表向き「各界において功績、功労のあった方々」とされている。そうした人々を税金で慰労するのだから、本来ならば公表される側からしても名誉なことであるはずだ。
「そういう人物だけじゃないから破棄したんでしょう。なにせ、安倍首相の後援会関係者だけで850人も出席していたことが分かっていますからね。