<東京暮らし(17)>帰って来た寅さん (2/5ページ)

言わずと知れたフーテンの寅さんの旅姿がポスターに(C)2019松竹株式会社
生みの親である山田洋次監督自身が「今まで見たこともない作品が出来た」と驚いたという、不思議な映画に仕上がっている。
あらすじはこうだ。
小説家になった満男(吉岡秀隆・寅さんの甥)は、中学三年生の娘と二人暮らし。最新著書の評判は良いが、次回作の執筆に乗り気になれないでいる。そんな日々の中、なぜか夢に初恋の人・イズミ(後藤久美子)が現れる。そして妻の七回忌の法要で実家を訪れた満男は、母・さくら(倍賞千恵子)、父・博(前田吟)らと昔話に花を咲かせる。いつも自分の味方でいてくれた伯父・寅次郎(渥美清)との、騒々しくて楽しかった日々。それぞれの、寅さんへの思いがよみがえる。

葛飾・柴又を歩く満男(C)2019 松竹株式会社
寅さんの家族のほか、夏木マリ、浅丘ルリ子など、50年を共に歩んできたシリーズお馴染みの面々が再集結。後藤久美子は長年女優業を休んでいたが、山田監督からの手紙がスイスの自宅に届き、監督の映画への愛情と情熱を感じて出演を承諾したという。