ふたりにとって「恋人」という存在を「試される場所」ではなく「帰れる場所」にしていくべき理由 (3/6ページ)
それでも、付き合う前や、付き合ったばかりの頃は、相手の気持ちや感情を読み取って「これをやってあげたらもっと好きになってもらえそうだな」「彼女(彼氏)はこういうのが好きそうだな」と察して、うまく戦略を立てて行動をするのも楽しかったりはするものです。
そうやって、相手の期待に上手に応えて、「試される場所」であえて闘っていくような恋もたしかに刺激的で、「恋ってそういうものだよね」的なドキドキ感がありますよね。
でも、誰しもが経験したことがあるように、そういう感情は続きません。それは疲れてしまうから。
そうやって疲れてくると結局誰しもが「今の恋人は好きだけど、一緒にいると疲れるんだよね~」みたいに思うようになって、やがて「自分らしく居られる恋がしたい」と思うようになる。
そこで、恋人を「帰れる場所」にしたいと思い始めるわけです。実家というのはいつ帰っても最高にくつろげるものであるように、「帰れる場所」になった恋人と一緒にいることは、ずっと最高に幸せな気持ちです。
付き合ってしばらく経つと「もしこの人と別れたら、新しい人と恋愛を1からやるとか、面倒くさいな」なんて感じることがあると思いますが、これが「試される場所」から「帰れる場所」になった状態です。
ふたりにとってお互いが「帰れる場所」になれば、新しい恋を始めるのなんて面倒くさすぎてとてもじゃないけど考えられなくて、ずっとこのままふたりでいたいと思える。だからこそ、自分にとって彼氏を、彼氏にとって自分を「帰れる場所」にしていくことが大切なのです。■「試される場所」と「帰れる場所」の具体例
それでは続いて、シチュエーションごとに、「試される場所」と「帰れる場所」の具体例についてご紹介していきましょう。
2つを見比べてみることで、自然と、「こういうふうに付き合っていけばいいんだな」というのがお分かりいただけると思います。