カエルの細胞から生体ロボットの作成に成功。プログラムで忠実に動く(米研究) (2/3ページ)

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 ゼノボットの設計はスーパーコンピューターの「ディープ・グリーン」によって行われた。

 その「進化アルゴリズム」が生体ロボットの無数の設計案を考案し、ある作業を達成するために一番ふさわしい形状をシミュレーションを通じて確かめる。これを数世代繰り返し、洗練させていったものが今回作られたゼノボットだ。

 シミュレーションで設計図が完成したら、今度はそれに従って細胞を組み立てる。カエルから採取した幹細胞を培養し、顕微鏡を見ながら切断・結合。すると細胞は生きているので、互いにくっつき合う——ゼノボットの誕生だ。

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ゼノボットはカエルの皮膚細胞(緑の部分)と心臓細胞(赤い部分)で構成されている。左はコンピューターが考案した設計図で、右が実物の姿だ
image credit:Sam Kriegman, UVM

・カスタマイズすることで多様なプログラムに適応

 今の段階ではただ泳いでいるだけだ。しかし今回はプログラム可能生体マシンの概念実証に過ぎない。さまざまな作業を行えるようカスタマイズできるので、応用の可能性はかなり幅広いという。

有害な化合物や放射能汚染の検出、海のマイクロプラスチック回収、血管内の老廃物の洗浄など、他の機械にはできないいくつもの応用が考えられます。(タフツ大学、マイケル・レビン)

 シミューレーションされたゼノボットの中には、抵抗を減らすためにボディ中央に穴が開いたものもあったという。

 このタイプは穴を貨物室代わりに使うことができるようで、そこに分子を収納して輸送するゼノボットも考えられるそうだ。

 将来的に神経系を組み込むことができれば、より複雑な動きを行えるようにもなる。そうなれば生物兵器としての利用もあり得るようだ。
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