虚無僧ファッションが何故、江戸庶民に受け入れられたのか?鈴木春信の魅力 その5パート4 (3/6ページ)

Japaaan

主役の“花川戸助六”は、若くて喧嘩が強くて吉原でも一番人気の色男であり侠客です。揚巻太夫という花魁と恋仲です。

そこに“意休”という多分裏社会の親分のような趣味人でもあるような風格の老人が登場します。この“意休”も揚巻太夫が好きなのですが相手にされません。

助六は毎日吉原に入り浸っては喧嘩三昧。すると貧しい身なりをした“白酒売り”が助六に声をかけます。見るとその白酒売り驚いたことに、実は助六の兄の“曽我十郎”です。助六は実は弟の曽我五郎だったのです。

「花川戸助六 河原崎権十郎・白酒売り 中村芝翫」歌川豊国

「花川戸助六 河原崎権十郎・白酒売り 中村芝翫」画:歌川豊国

兄の十郎は、育ての親が家宝の「友切丸」を盗まれて切腹の危機に追い込まれているというのに、吉原で何をしているのだと諭します。

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