<東京暮らし(19)>家で一番大事なのは「寝室」だ! (2/4ページ)
今まで数十年、数百軒の住宅を取材させてもらった経験と、自分自身の睡眠体験からベッドについてわかったのは、「フレームなんかどうでもいい」ということ。マットレスこそが重要なのだ。ポイントは、「寝返りが打ちやすい」こと。もしもあなたが今不眠に悩んでいるとしたら、ぜひとも、睡眠中に何度も打っている寝返りがしやすい、体重を分散して体を支えてくれるマットレス、枕をぜひ研究して選んでいただきたい。
そしてカーテンやブラインドは、できるだけ完全に外光をシャットアウトできる遮光タイプを選ぶと深く眠れると思う。
しかし最も大事なのは、金光さん言うところの、寝室空間の素材である。早稲田ハウスでは、化学物質を使わないのはもちろん、床・壁・天井を天然素材で仕上げ、その施工方法を「究極の寝室」として特許を取得。床は宮崎県産の天然木の飫肥(おび)杉、壁や天井には炭を砕いた材料や珪藻土を使い、リラックスして眠れる寝室を造り上げている。早稲田ハウスのモデルハウスで、その宿泊体験もできる。

床は宮崎県産飫肥杉の無垢板、壁は珪藻土、天井は炭を砕いた塗料で仕上げた「究極の寝室」
早稲田ハウスの家に住んだ方々に取材をしたところ、「前の家では2時間おきに起きてトイレに行っていたのが、朝まで眠れるようになった」「子どもが夜中に起きなくなった」という感想を聞いた。
特に私がいいなぁと思ったのは、飫肥杉の床だった。最初にびっくりしたのは、無垢板を張っているのにもかかわらず、床暖房を施していたことだ。一般的なフローリングは、無垢材を使うと割れや反り、隙間が生じるとして、床暖房ができる商品はほとんどない。というか、私は早稲田ハウスの飫肥杉に出会うまで、床暖房のできる無垢床を見たことがなかった。床暖房を敷設したいなら、一般的には、合板フローリングを選ぶしかないのである。