<東京暮らし(19)>家で一番大事なのは「寝室」だ! (3/4ページ)
それが、金光さんによれば、「もう何年もモデルハウスでもショールームでも床暖房で使っていますが、何ともないですよ」。確かに、当時で6~7年経っているという床暖房を入れた飫肥杉の無垢床は、反っても割れても隙間が空いてもいなかった。それどころか、天然オイル拭きだけで仕上げたその杉板は、ほどよい艶が出て実にいい感じの風合いだった。聞けば、飫肥杉というのは昔は船にも使われた材料で、木材の中でも油分を多く含んでいるという。その油分が、床暖房で温めても過剰に乾燥することなく、反り、割れ、隙間を防いでくれるのではないだろうか。

千葉県松戸市にある、早稲田ハウスのモデルハウス。宿泊体験もできる
実は私は、築約30年の中古マンションをリノベーションして住んでいるのだが、早稲田ハウスに学び、床は飫肥杉の無垢板を使って床暖房を入れた。間もなく3年が経つが、ありがたいことに、我が家の床は反りも割れも隙間もなく、年々艶が出て、いい色合いになってきてくれている。この家に住んでからスリッパははかず、素足で冬は床暖房の温かさ、夏はサラリとした優しくほどほどに柔らかい足触りを楽しんでいる。ちなみに私は漆喰が好きなので、壁と天井は漆喰で仕上げてもらった。
また金光さんは、快眠の恩恵にあずかれる人がもっと増えるようにと、「究極の寝室DIYキット」や、「究極の寝室体験カー」まで作ってしまった。これらによって、千葉から遠くに住んでいる人でも、自分で天然素材に囲まれた寝室を造り上げたり、体験したりできるようになった。