どんな美女にもまさる姫君!「源氏物語」ヒロインで極度のコミュ障・末摘花の恋愛エピソード【完】 (2/7ページ)
光源氏が、帝の側室である朧月夜(おぼろづきよ)の姫君に手を出したことにより、謀叛の疑いをかけられてしまったのです。
一族を守り、身の潔白を証明するため、光源氏は自ら都を出て摂津国の須磨(すま。現:兵庫県神戸市須磨区)の地へと謹慎。そのてんやわんやによって、せっかくの経済援助もうやむやになってしまったのでした。
(……私以外の男では、とてもお相手が務まるまいから……)
そんなこんなで早三年。元からボロボロだった姫君のお屋敷は誰からも顧みられずますます傾き、見る影もなく崩れていくのでした……。
侍女たちに見捨てられ、荒れ果てた屋敷に独りぼっちの姫君「姫様……もう諦めましょうよ……」
(まったく、ウチの姫君と来たら……たった一度の間違いを真に受けて、来る筈もない光源氏を待ち続けるなんて……)
その後、奇跡の逆転劇を演じて都へ舞い戻った光源氏ですが、末摘花の姫君を訪ねてくれる様子は一向にありません。