脳のごくわずかな領域に「意識のエンジン」が発見される(米研究) (3/4ページ)

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 レディンボー氏によれば、花の匂いを嗅いだり、ピンの鋭さを感じたりする能力は、脳の表面にある「大脳皮質」と脳の核である「視床」の相互作用によるものだという。

 しかし、今回の研究でようやく、ここに関与している経路や構造を正確に絞り込むことができた。

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Gerd Altmann from Pixabay

・将来的には意識障害の治療に役立つ可能性も

 脳の奥深くを電極で刺激することで、将来的には昏睡状態に陥っている患者の意識を回復させるような治療が確立されるかもしれない。

 あるいは手術中に患者が誤って目を覚さないよう眠らせ続けたり、意識障害の治療といった応用も考えられるだろう。

 いずれにせよ、意識の謎の解明までにはまだまだ先が長い。「今回の結果は、意識を作り出す特定の神経経路の重要性を指摘していますが、研究はここで終わりではありません」とのことだ。

 この研究は『Neuron』(2月12日)に掲載された。
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