人は光がないとどうなるのか?暗闇が人間の体と脳に及ぼす影響を体を張って研究した科学者 (2/6ページ)

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・暗闇は人の心を破壊していく

 この現象は、冬、寒く暗い日が数日続くと、気分まで落ち込んでしまう季節性情動障害SAD)と関係がありそうだ。

 古代ギリシャの医師ヒポクラテスも、かつて同じような現象を観察している。現代科学でも、1月と2月は、一年のうちでもっとも気分が滅入る月であることが示されている。

 アメリカ人の6%が、集中力の低下、寝坊、無価値感、体重減少などの症状が現れる、季節性情動障害を訴えるという。

 しかし、わたしたちすべての人間の体や脳に影響する暗闇の作用には、驚くべきものがある。暗闇に閉じこめられると、気が滅入るだけでなく、嘘をついたり、詐欺をはたらいたり、仕事でミスしたり、幻覚を見たりする傾向が強くなるというのだ。

「すべての人は、さまざまな方法で光や闇に反応するのです」ジョージタウン大学医学部精神医学、臨床学教授のノーマン・ローゼンタール氏は言う。

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・太陽の光が体内時計を作り上げる

 暗闇が人間の体や心に及ぼす影響を理解するために、まずは、光の働きを知る必要がある。人の体内時計は、目から光が入ってきて、視交叉上核と呼ばれる視床下部の一部を刺激すると活性化する。そして、脳の別の部位に信号が送られることで、次々と体が目覚め始める。
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