“裸”のリベンジポルノ流出事件史 (4/4ページ)
◎「アイドル顔女性の恥じらいM字開脚」2007年
ネットにおけるわいせつ画像流出で、最も有名だとも言える「ケツ毛バーガー事件」。これは、Shareのウイルス感染が原因だった。大手メーカーに勤務する男性のパソコン内が丸見えになり、その彼女と思しき女性の痴態も同時に丸見えとなった。特に有名になったのが、ほろ酔い気味で赤らんだ表情を浮かべながらM字開脚している画像。そのアイドルなみのルックスに反して股間は毛深く、そこから「ケツ毛バーガー」という呼称がついた。この女性の氏名や出身校、勤務先までもがバラされる結果になったのには、大きな背景がある。それは04年からサービスを開始したSNS「mixi」の存在だ。現在では「Facebook」のほうがメジャーであるが、当時はmixiが先行してユーザー数を増やしていた。実名登録を強く推奨したmixiの方針通りに、女性が個人情報を載せていたため、悪意あるネットユーザーが面白がって照合し、個人情報を突き止めてしまったのである。
◎「AV監督を意識した?ハメ撮り動画」2007年
数多くのハメ撮り動画がWinnyへの感染ウイルス経由で流出。こちらもケツ毛バーガー事件同様、mixiによって個人情報が特定されてしまう。動画を保存していたのは大手部品メーカー社員の男性だった。愛らしい笑顔の女性によるバイブオナニー、フェラ、顔射、ハメ撮りなどを含む動画は1ギガバイトにも達し、撮影した男性はまるでAV監督のようだと称された。
◎「鹿児島県議員が体位のフルコース」2007年
鹿児島県の職員として堅実な人生を歩んでいた男性のパソコンから、ハメ撮り動画が流出。女性とさまざまな体位で楽しんでいる姿を撮影していたことはさておき、公務につく者の情報管理の甘さがネット上でも糾弾され、ついに県が調査に乗り出した。県は事実関係を確認したあと、減給2カ月という処分を下す結果となった。職務にまつわる情報も一部漏洩していたからである。個人で楽しむハメ撮り動画を保存する趣味はとがめるべきではないが、情報管理は徹底すべきだろう。ちなみにこの男性は釣りが趣味で、エビの画像も保存していたため、「えびちゃん」というありがたくないあだ名をネットユーザーからつけられることにもなった。
◎「女子高生の下着姿画像は嫌がらせ放流か」2010年
ファイル共有ソフトの普及に伴い03〜07年あたりに爆発的に増えた流出事件だったが、さすがに周知されていったんは沈静化する。しかし、そんな中でも事件は起きた。10年の1月末、女子高生の下着画像などが流出。援交時の画像ではないかと推測されたが、真偽は定かでない。わざわざ個人を特定できる情報も含まれていたため、誰かの嫌がらせ放流という説が濃厚で、流出後、女子高生はモバゲに「もう死にたい」と絶望的な心情を綴っていた。