“裸”のリベンジポルノ流出事件史 (1/4ページ)
今世紀に入ってから、ネット経由での画像流出事件は爆発的に増えた。
恥ずかしい画像を公開された被害者の心情は、いかばかりか…。
だが、刻まれてしまった事実は事実として受け止め、ネット上から消せるかどうかをこれからのテーマにしていくしかないだろう。ネット時代の「忘れられる権利」は世界的な課題となっている。「忘れられる権利」とは、ネット上に残された過去のプライベート情報を消す権利のことである。
流出事件のきっかけは主に、2種類ある。
(1)何らかの手段でプライベート画像を手に入れた人物が、故意にネットへ放流したケース
(2)ファイル共有ソフトがウイルス感染するなどして、本人およびファイル所有者の知らぬところで流出してしまったケース
今までの数としては(2)のケースが多い。「うっかり」ではあるが、過失責任は免れないという指摘もされている。もちろん悪質性で言うなら、故意である(1)のほうが断然上回るだろう。
故意による流出は、「リベンジポルノ防止法(2014年施行)」によって、処罰されることになった。
ちなみにこの法律では、画像を複製し、ネット上に拡散した者も処罰される可能性がある。リベンジポルノ防止法の第三条では「第三者が撮影対象者を特定することができる方法で、電気通信回線を通じて私事性的画像記録を不特定又は多数の者に提供した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する」となっている。しかし、これはいわゆる「親告罪」であり、被害者が訴えなければ逮捕されることはない。
もちろん親告罪だからといって、誰かのプライベート画像を拡散することが許されるわけではないだろう。Web上では、流出画像を大量に収集して公開することでアクセス稼ぎをしている人物もいる。被害者にとっては腹立たしいことだろうが、著作権や肖像権を訴えづらい画像を勝手に商品化しているゲスなサイト管理者が、ネット上にいることは事実なのだ。
ハメ撮りなどプライベート画像の流出被害に遭わないために、ちょっとした予防策3箇条を挙げておく。(1)撮らないこと(男性側)。撮るならUSBメモリなど外部メディアに保管し、パソコン内やWeb上、クラウド上には保管しない。