モンゴルに自由と統一を!日本人と共に民族独立を目指したバボージャブ将軍の戦い【四】 (1/5ページ)
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モンゴルに自由と統一を!日本人と共に民族独立を目指したバボージャブ将軍の戦い【三】モンゴル族の独立(清国支配からの脱却)を目指して日本が募った義勇兵「満洲義軍(まんしゅうぎぐん)」に志願、日露戦争(光緒二十九1904年~同三十1905年)に参加した南モンゴル(現:中国内モンゴル自治区)の青年・バボージャブ(巴布扎布。1875~1916)。
得意の騎兵戦で満洲の荒野を縦横無尽に駆け巡り、ロシア軍の後方攪乱や糧道寸断など、大いに活躍した甲斐あって日本の勝利に貢献しました。
しかし日本は激戦によって既にボロボロ、まだ十分な兵力を残していたロシアに対して賠償金を要求する余力は残っていません。
かくして満足な恩賞も与えられず、満洲や南モンゴルの解放もお預け状態のまま満洲義軍は解散。バボージャブは家路を辿るのでした。
凱旋した英雄バボージャブ、巡警局長に任命される「……ただいま……」
故郷に錦を飾ったものの、恩賞も民族独立の足がかりも得られなかったバボージャブは、彰武県大冷営子(現:中国遼寧省阜新市)の我が家へ辿り着きました。
