長谷川博己『麒麟がくる』撮影中止も… もう一度見たい「NHK大河ドラマ」 (2/6ページ)

日刊大衆

過去に放送された全58作品から、40作を本誌読者と識者、編集部の意見を基に、ランキングにした。

■ベスト10を発表!

 第10位は第15作『花神』(77年/平均視聴率19.0%)。前後の作品の平均視聴率が25%前後だったので、低迷した作品と見る向きもあるが、跡部氏がフォローする。

「花神というのは花咲か爺のこと。周防の村医だった村田蔵六(のちの大村益次郎=四代目中村梅之助)が蘭学を武器に、日本の兵制に革命をもたらし、花を咲かせるまでの生涯を描いた大河にふさわしい作品。司馬遼太郎の同名小説の他、『世に棲む日日』の吉田松陰(篠田三郎)や高杉晋作(中村雅俊)、『峠』の河井継之助(高橋英樹)ら、司馬作品の主人公も配し、幕末の群像劇として楽しめます」

 9位は第18回の『獅子の時代』(80年/同21.0%)だ。会津藩の下級武士・平沼銑次(菅原文太)と、薩摩藩の郷土・苅谷嘉顕(加藤剛)の2人の主人公は架空の人物。山田太一の脚本も大河初のオリジナルで、新味を狙うNHKの意気込みがファンを唸らせた。大河ファンで知られる、タレントの松村邦洋氏も絶賛する。

「会津藩は戊辰戦争に負け、城に大砲が撃ち込まれ、ボロボロになります。明治維新を薩長ではなく敗者の視線を中心に描いた作品です。しかも初回には、パリの万国博が描かれて“大河に近代が持ち込まれた”と感動しました。

「長谷川博己『麒麟がくる』撮影中止も… もう一度見たい「NHK大河ドラマ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、麒麟がくる明智光秀長谷川博己大河ドラマエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る