長谷川博己『麒麟がくる』撮影中止も… もう一度見たい「NHK大河ドラマ」 (4/6ページ)

日刊大衆

信長にも学生時代から思い入れがあったらしく、もう好き放題にやらせてもらったと話していました」

 6位は山岡荘八の小説が原作の第21作『徳川家康』(83年/同31.2%)だ。松村氏が自身のベスト3の3番目に挙げた作品だ。

「僕はタイガースファンなので、反江戸。家康には狸のイメージがあり、さほど好きではなかったんです。ところが、滝田栄さんが演じる長身でダンディな家康を見て、家康への評価が変わってしまいました。“不自由を常と思えば不足なし”なんて狸が言うはずないと思っていたのが、家康という武将の本性だと知り、ボクの歴史観を変えてくれた作品です」(前出の松村氏)

 冨田勲の重厚なテーマ曲が、今も耳に残るというファンの声も多い。

 5位の第19作『おんな太閤記』(81年/同31.8%)は、原作と脚本を橋田壽賀子が手がけ、豊臣秀吉の妻・ねねの立場、つまり女性の視点で戦国時代を描いた。松村氏も、自身の歴代2位に挙げる名作だ。

「橋田さんは、あのメガヒット作『おしん』の脚本を書いた人ですからね。万人に受け入れられた大河です。ボクは緒形拳さんが演じた秀吉(65年の『太閤記』と78年の『黄金の日日』)に憧れていましたが、コミカルな西田敏行さんの秀吉に入り込みました」

 ただし、そんな秀吉も、主・織田信長にはかなわなかったのか。4位の第11作の『国盗り物語』(73年/同22.4%)から、そのことがうかがえる。本作もまた、司馬遼太郎の同名小説を原作にしている。天下制覇を夢見て野望半ばに倒れた斎藤道三(平幹二朗)の遺志を継ぐ織田信長(高橋英樹)と、明智光秀(近藤正臣)の2人を軸にストーリーが進む。

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