長谷川博己『麒麟がくる』撮影中止も… もう一度見たい「NHK大河ドラマ」 (6/6ページ)

日刊大衆

30年たちますが、彼の俳優人生は、今も“独眼竜”といわれます」(城下氏)

 参陣の遅れを詫びる白装束の政宗が石垣山の豊臣秀吉(勝新太郎)の本陣を訪ねる2人の緊迫感あふれるやりとりは、大河史上屈指の名場面ともいわれる。また、幼少期の政宗が不動明王像を前に「梵天丸もかくありたい」というセリフは流行語になった。

 この視聴率トップを抑え、堂々の1位に輝いたのは、松村氏もベスト1に推薦する第17作『草燃える』(79年/同26.3%)だ。源頼朝の正妻・北条政子を、岩下志麻が熱演。政子の視点で、幕府の誕生という時代の変革期を描いた。

「ステイホーム中にこれを見ると、なんだか安心します。政子だけがいい人に描かれ、それ以外の人物はみんな悪者。政子の弟の北条義時(松平健)が食わせ者で、平家を倒したら魑魅魍魎の悪者になっていきます。鎌倉幕府は、平家から権力を奪った御家人たちの、アウトレイジ集団ですからね。悪者になって終わるという現実的な演出が、逆によかった」(松村氏)

 その義時は、執権政治の事実上の創始者である。22年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(三谷幸喜脚本)の主役として、視聴者の前に再び、お目見えすることになっている。

 ちなみに、NHK大河はNHKオンデマンドやU-NEXTなどで視聴が可能だ。ステイホームは、大河とともに乗り切りたい。

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