干支の時刻を描いた浮世絵。江戸時代の時刻を知れば江戸がもっと楽しくなる【その2】 (7/8ページ)

Japaaan

とにかく江戸時代の子供たちは、割と勉学やお稽古ごとに忙しかったのです。そのため江戸時代の識字率は世界でもトップクラスであったのです。もしかしたら江戸の子供たちも案外時間に追われていたのかもしれませんね。

酉の刻 『青楼十二時 酉の刻』画:喜多川歌麿 出典:シカゴ美術館

『青楼十二時 酉の刻』画:喜多川歌麿 出典:シカゴ美術館

この浮世絵のタイトルは「酉の刻」です。つまり現在で言うところのおよそ“午後17時から午後19時頃”となります。遊郭で働く女性は日が落ちて暗くなってきたので、店の提灯に日を灯し店前に吊るそうとしています。花魁も支度が整い、これから仕事が始まるという完全な臨戦態勢となっています。後は客を待つばかりです。

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