知って楽しい鎌倉の歴史!駅からスグの史跡めぐり~頼朝公と西行法師の出逢い~ (1/6ページ)

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知って楽しい鎌倉の歴史!駅からスグの史跡めぐり~頼朝公と西行法師の出逢い~

鎌倉駅西口を出てからすぐ、市役所前の信号を左折してちょっと行ったところに、御成(おなり)小学校の信号があります。

御成小学校前の交差点。よく見ると、立派な石碑が立っている。

古めかしい旧校舎の対面、マンションに溶け込むように石碑が建っていますが、この辺りにかつて問注所(もんちゅうじょ)があったそうです。

問注所って、何だっけ?

歴史の授業でも教わったと思いますが、問注所とは鎌倉幕府に設置された三大政治機関(ほか政所、侍所)の一つで、主に訴訟を取り扱う部署でした。

せっかくなので「問注所舊蹟(~きゅうせき。旧跡)」と題された碑文を読んでみましょう。

【原文】
元暦元年源頼朝幕府東西ノ廂ヲ以テ訴訟裁斷ノ所ト為ス之ヲ問注所ト稱ス其ノ諸人群集シ時ニ喧騒ニ渉ルコトアルヲ厭ヒテ正治元年頼家之ヲ郊外ニ遷ス此ノ地即チ其ノ遺蹟ナリ
大正六年三月建之 鎌倉青年會

【意訳】
1184年、頼朝公は御所の廂(ひさし≒庭先)で訴訟ごとを取りさばき、その場所を問注所と呼んでいた。しかし、人々が次々とやって来ては騒ぎを起こすのが嫌になり、2代目将軍・頼家は1199年、問注所を御所より郊外=この場所に移した。

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