日本文化をテーマにいかに馬鹿馬鹿しいことをするか。小学館“三大奇人”の一人が仕掛けるウェブメディア戦略 (6/9ページ)
音声の強みは、何かしながらコンテンツを摂取できるところです。だから、音声コンテンツの市場はあるのだろうと思っていたけれど、どう始めていいのか分からなかったところに、ちょうどお声がけいただいて。
――音声でどんなコンテンツを作るかのイメージはもともとあったんですか?
高木:ありました。日本文化に対する高尚さであるとか、堅苦しいというイメージをストレートに壊せそうなのが音声なんですよね。それはつまり、僕が日本文化を題材にくだらない話をすればいいということなんです。17年間『和樂』の編集部にいたので多少日本文化の知識はありましたが、馬鹿馬鹿しく話せるのはもしかしたら自分だけで、それが僕の役割かなと思ったんです。
――音声コンテンツの他にはない強みはどこにあると思いますか?
高木:情報量は視覚コンテンツよりも少ないけれど、その分、強いアプローチが可能だと思います。例えば、浮世絵を視覚コンテンツで紹介すると、必然的に絵を見ながらになるので、その絵のイメージに引っ張られてしまうんです。でも、音声コンテンツは絵がないから、想像を膨らませることができる。これはすごく面白いアプローチですよね。
――なるほど。
高木:『和樂webの「日本文化はロックだぜ!ベイベ」』では、音声で配信した後にnoteに補足的な記事を出していますが、やはり音声で聴いて「くだらないな」と面白がってもらいながら、日本文化の深い部分まで触れられるような番組になればと思っています。
