日本文化をテーマにいかに馬鹿馬鹿しいことをするか。小学館“三大奇人”の一人が仕掛けるウェブメディア戦略 (7/9ページ)
――今は「わかりやすさ」がブームだと思うのですが、高木さんは「くだらなさ」を推されていますね。
高木:そうですね。特にウェブの世界に来て思ったのですが、「わかりやすい」ばかりですよね。わかりやすくないといけない、みたいな。その中で僕は「くだらない」ブームを作りたいと本気で思っています(笑)。
――「和樂web」の方針を考えているのは高木さんだけなのですか?
高木:はい、基本的には僕が考えて、先走って、スタッフに止められたり、追いかけられたりしています(笑)。日本文化って実はそんなに市場が大きくないんですよ。だから、市場自体をつくらないといけないと思って、あの手この手を尽くしています。
■「馬鹿馬鹿しい」かどうかが全ての指針である――「和樂web」はこれからもどんどん広がっていきそうですね。
高木:そうですね。自分としては、どれだけ「馬鹿馬鹿しいこと」ができるかを指針としているので。
――「馬鹿馬鹿しい」ですか。
高木:全てはそこです。もっと馬鹿馬鹿しさを突き詰めたい。腹を抱えて笑えるような織田信長の記事を作りたいです。
――「馬鹿馬鹿しい」の定義はどのようにされていますか?
高木:シンプルに「本当馬鹿だよね、あいつ」の中の「馬鹿」ですね。何やってるんだか分からないけれど、すごく熱度が高いし、面白い。
noteに「世界初!土鍋目線で描いた恋愛小説明書『土鍋ちゃん〜目止めの季節①〜』」というエントリをアップしたんですけど、これは土鍋の説明書を恋愛小説風に書いたものです。「なんで恋愛小説なんだ」というのも馬鹿馬鹿しいし、こんなの誰も求めていないですよね。でも、こうした誰にも求められていないことを、情熱かけてやるのが、馬鹿馬鹿しさなのかもしれません。