体内でお酒が造られてしまう男性、娘の便を移植し無事回復(ベルギー) (2/4ページ)

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・娘の健康な腸内細菌により腸内バランスが整えられた
そもそもどうして便微生物移植しようなどと思ったのか?
じつは腸発酵症候群の原因は、腸内にひそむ酵母の仲間だと考えられている。この酵母が腸内に流れ込んできた炭水化物からアルコールを作り出してしまい、そのせいで酔っ払ってしまうのだ。
お酒造りには欠かせない酵母だが、お腹の中で勝手に作られては困ってしまう。腸発酵症候群の患者の中には、お酒を飲んだわけでもないのに、酒気帯び運転の基準となるアルコール血中濃度の4倍にも達してしまったような事例もある。
そうしたわけで、一般的には炭水化物を控えたり、抗真菌薬を服用したりするのが治療法なのだが、今回の男性の場合、どちらもあまり効果がなかった。
そこで娘さんの健康な便から腸内細菌をもらい、崩れてしまった腸内細菌のバランスを整えるという便微生物移植に挑んだのだ。
便微生物移植の方法は、健康なドナーの便を採取して患者の腸内に注入するというもので、患者の腸内細菌叢を、健康な人のより安定した、病気に強い微生物叢に置き換えることにある。
そして今回、その治療法が功を奏したというわけだ。

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・腸発酵症候群になりやすい人の特徴
血糖値の高さは酵母の活動を促すので、糖尿病や肝硬変の患者は特に腸発酵症候群になるリスクが上がると言われている。
また腸内バランスを崩しがちな、消化管の手術を受けた人や抗生剤の投与を受けたばかりの人にも同じことが言える。