何かを選択する時に脳の神経細胞が関与。脳に電気を流すことで選択が覆る(米研究) (2/3ページ)
アメリカ、ワシントン大学に所属するカミロ・パドア=スキオッパ博士らによって、提供された物に関する主観的価値の情報を持つ神経細胞が「眼窩前頭皮質」にあることが発見されたのだ。
動物を使った実験では、それぞれの選択肢に対応する個別の神経細胞グループがあり、その発火が速いほどにより魅力的に感じられていることが明らかにされている。
だが、この研究では、最終的に選ばれた選択肢が、本当にそうした脳内の価値に基づいているのかまでは実証されなかった。

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・神経細胞に電気刺激を与えることで選択肢が変化
そこで今回、パドア=スキオッパ博士らは、そうした神経細胞が持つ価値と実際に選ばれた選択肢に本当に関係があるのかどうかを明らかにしようと試みた。
その実験は、まずサルに2本の飲み物のうちから1本を選ばせることから始まった。サルに提供された飲み物は、それぞれ異なる量で、中身もレモネードやリンゴジュースから塩水までさまざまだった。
普通、サルには味の好みがあるものだが、量が少ないよりは多いものを選ぶ傾向もあるので、どちらを選ぶのかはそう簡単には決められない。いずれにせよ、これを繰り返し行い、その結果を記録した。
次にサルの眼窩前頭皮質に電極を取り付けて、それぞれの選択肢の価値を表している神経細胞を刺激。それがサルの選択にどのような影響を与えるのか観察した。
だが刺激には弱いものと強いものの2種類があった。
弱い電流で神経細胞が刺激された場合、サルにしてみれば、提示された飲み物がより魅力的に見えるということになる。