何かを選択する時に脳の神経細胞が関与。脳に電気を流すことで選択が覆る(米研究) (3/3ページ)
そして、この予測を裏付けるように、サルは刺激で脳内価値が引き上げられた飲み物を選ぶようになったという。
だが強い電流で刺激すると逆効果になる。この場合、神経細胞が撹乱されて主観的な価値をうまく表せなくなってしまう。するとサルは、それによって価値が感じられなくなった飲み物を選ばなくなった。
・脳内の神経細胞があなたの選択を決めている
「こうした選択肢に関しては、サルの脳と人間の脳はとてもよく似ています」と、パドア=スキオッパ氏は解説する。何かを選ぶたびに、脳内では選択肢を代表する神経細胞がアピール合戦を繰り広げているのだ。
「レストランでの注文、投資判断、選挙での投票など、同じ神経回路が人間の選択肢にも働いていると思われます。仕事や結婚など、一生に関わる選択であっても、おそらくこの回路が利用されているでしょう。」
神経細胞に電気刺激を与えることでその選択肢が変えられるというのなら、医療分野で役立つことも多いだろう。精神疾患のある人に明るく望ましい選択をさせることが可能となる。
だがもし逆に悪用されたら大変なことになりそうだ。
References:medicine/ written by hiroching / edited by parumo