男子大学生が「ドラァグクイーンメイク」に目覚めるまで (1/7ページ)
取材・文:ひらりさ 編集:高橋千里/マイナビウーマン編集部
同人サークル「劇団雌猫」所属の美容オタクライターひらりささんが、今気になるTwitterコスメ垢の実態を探る連載「コスメ垢の履歴書」。
今回は、クオリティの高すぎるドラァグクイーン(※)メイクが人気の男子大学生・フゥジさん(@missfuuji)にインタビューしました。
https://twitter.com/missfuuji/status/1290973350185979905
※ドラァグクイーンとは……ゲイ文化の一環で生まれた異性装の一つ。ドレスやハイヒールなどの派手な衣装をまとって行うパフォーマンスの一種。ドレスやハイヒールなどの派手な衣裳を身にまとい、厚化粧に大仰な態度をすることで、男性が理想像として求める「女性の性」を過剰に演出しているといわれている。
■きっかけは、ハロウィンの「ガイコツメイク」
――フゥジさんがTwitterを始めたのは2020年6月ですが、現時点で既にフォロワーが1万人を超えています。
Twitterを始めて2週間目くらいに「現役男子大学生の本気メイク見ます?」というツイートがバズったんです。10ツイート目くらいでしたかね。そこであっという間にフォロワーが増えました。
https://twitter.com/missfuuji/status/1281896846986604544
元々Instagramはやっていたのですが、学業もあるのでTwitterに手を付ける時間がなかなかなくて。納得いくメイクができるようになってきた頃に始めたら、想像以上の反響でした。
――プロさながらの腕前ですよね。ドラァグクイーンメイクをするようになったのは、どうしてだったのでしょうか。
メイクに興味を持ったのは、高校生の頃に学園祭でガイコツメイクをした時に、自分の中で思ったよりうまくいったのがうれしかったんですよね。
その後友達にメイクをしてもらったりして「変身」を追求しているうちに、ドラァグメイクに出会いました。