400人が参加した“性教団”の合宿に潜入!お風呂は混浴、地下室はマッパで… (1/2ページ)
近著に「ホームレス消滅」(幻冬舎新書)があるライター兼イラストレーターの村田らむ氏は富士の樹海や特殊清掃の現場など、危険な潜入取材を続けてきた。怪しい宗教団体が乱立していた頃、村田氏が参加したのは世界的にも知られた“性教団”。その「夏合宿」で見たものとは……!?
20年ほど前「宇宙人を神様として信仰する、性教団」に取材のために潜入した。その団体は、クローン人間を作ることにも賛成で、自分たちで研究しているとも発表していた。
こう書くと、かなり過激な宗教団体っぽいが、そこまで反社会的な団体ではなく、今も存続している。
入会の儀式では、外国人の教祖におでこに塩水で濡れた手を当ててもらう。それだけだった。
「手を当てることで、あなたの遺伝子情報や記憶情報などを読み取り、そのデーターを宇宙にいる宇宙人の母船に送った。もしあなたが死んでも、宇宙船の中で復活できる」
と説明された。
すさまじくインチキ臭いし、百歩譲って本当だったとしても、宇宙船の中で復活した人物は、自分とよく似た他人じゃないのか? という気がする。
教団の最大のイベントは、夏合宿だった。夏場の空いているスキー場の大きなホテルを貸し切って行われていた。
全国から集まった信者数は400人強、教祖もずっと滞在していたし、海外の信者の人たちもたくさん来日していた。
初日に24時間断食した後(食事だけでなく信者同士の会話も禁止)、食事も会話もそして性的行為も開放される。
そして教祖の最初の掛け声は、
「オールウェイズ!! オールウェイズ!! オールウェイズ!! コン××ム!!!!」
だった。
性的行為は男女間でも同性間でもオーケー。異性を独占する権利はないので、基本的に誰と交わるのも自由だ(ただし、どんな時も避妊は絶対だ!!)。
お風呂は混浴で、夜中、地下ルームではダンスパーティーが繰り広げられ、“マッパ”に近い格好で踊っている。モーニング娘。