金融庁を騙って150万円を詐取!特殊詐欺の“受け子”が手にした驚きの報酬 (2/3ページ)
被告人は指示された通り、ネットプリントで印刷して金融庁の名札を作り、封筒にすり替え用のポイントカードを2枚入れ、スーツ姿で被害男性宅へ。すると被害男性がキャッシュカード2枚を入れた封筒を持っていたので、目を離したスキに用意した封筒とすり替えたとのこと。そのキャッシュカードを使ってATMで現金を引き出したというのが事件の流れです。
最近の主流であるキャッシュカードのすり替えです。印鑑を取りに行かせてるうちに奪ったり、様々な方法があるらしいですけどね。
ちなみにテレグラムはもともと株取引のために作られたコミュニケーションアプリで、一定時間が経つとメッセージが消えるのでこういった犯罪組織の連絡用に重宝されてるみたいです。
被告人は母親にお金を借り、被害男性に37万円の弁償をしていて、被害男性も厳罰は望んでいないそうです。一部しかお金が戻ってきてないのに優しい被害者だこと。
そして被告人質問。ここで衝撃的な事実が明らかになりました。
弁護人「犯罪してでもお金稼ごうと思ってたんですか?」
被告人「それはありません」
弁護人「いつ犯罪だと気づきました?」
被告人「テレグラムで連絡取って、身分証の写真を送った後に『受け子と出し子』と言われて。その時です」
弁護人「断らなかったのは何故ですか?」
被告人「お金欲しいって気持ちが強かったのもありますが、住所を知られてるんで断ったら何かされるんじゃないか、住所をどこかに晒されるんじゃないかと怖くなって…」
恐怖支配とでも言いましょうか。身分証を見られてるから逃げられないと考えたようです。そして、是非とも知って欲しいのは以下のやり取り。
弁護人「報酬はいくら貰いました?」
被告人「1万円です」
弁護人「8〜10万円貰える話だったんじゃなかったの?」
被告人「150万円を引き出した後、テレグラムで指示された場所に行くと男がいて、タクシー代1万円と報酬の8万円を引いた141万円を男に渡すと『計算が合わない』と言われて。