長嶋茂雄と王貞治「プロ1年目のシーズン」愛と憎しみの60年ライバル秘話 (1/5ページ)

日刊大衆

写真はイメージです
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 六大学のスターと甲子園のスター…。鳴り物入りで“球界の盟主”巨人軍に入団した両雄を“プロの洗礼”が襲う!

 プロ野球の春季キャンプは、各球団とも“変則キャンプ”を余儀なくされそうだ。例年通りとはいかないキャンプに加え、助っ人外国人選手の来日が遅れるケースも懸念されている。異例ずくめの2021年シーズンだが、セ・パ両リーグとも、3月26日の開幕を目指すことが発表されている。選手たちが期待と不安を抱えながら待ちわびる新シーズン。では、“球界のレジェンド”の長嶋茂雄、と王貞治の1年目のシーズンは、どんな様子だったのだろうか? 好評をいただいている実録連載(不定期)の第6弾!(文中一部=敬称略)

 昭和33年(1958年)4月5日――。後楽園球場は“ゴールデンルーキー”長嶋茂雄を見ようと詰めかけた4万5000人の大観衆で、あふれ返っていた。長嶋と対決するのは、当代最強の投手・金田正一(国鉄)。奪三振王とゴールデンルーキーの対決に、大観衆は固唾を飲んだ。

 1回裏二死走者なし。3番・サードで出場していた長嶋の初打席。1球目は、金田の内角に食い込むストレートを豪快に空振り。ここから、語り継がれる「4打席4三振」が始まる。4打席、全19球の対決で、金田のボールが長嶋のバットに当たったのは1球だけ。

「内角に投げた真っすぐをよけようとして、偶然バットに当たっただけのこと。まあ、長嶋一人を抑えたところで、ワシの給料は上がりませんけどね」

 試合後、金田はこう言って貫禄の違いを見せつけた。実際、勝負は長嶋の完敗だった。よほど悔しかったのだろう。長嶋はその夜、眼がさえて眠れず、夜中にムクリと起き上がると、ビュッ、ビュッと暗闇でバットを振ったという。

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