浮世絵師・鈴木春信は何故か「空を飛ぶ女」を描くのがお好き (5/7ページ)

Japaaan

女性の着物の柄を見てみると、

やつし費長房(袖の部分) 画:鈴木春信 大英図書館所蔵

やつし費長房(袖の部分) 画:鈴木春信 大英図書館所蔵

大きな葉に五弁の白い花、そして蔓が描かれています。これは“ひょうたんの花”なのです。費長房が仕えた壺公が入っていた壺はひょうたん型。それに寄せて描かれたと思われます。

また扇の中に霞が描かれています。扇は“末広”の形から“繁盛・開運”などを意味し、扇いで風を起こすことから風や天のイメージがあります。

霞は“遠近”つまり霞の奥にあるものを直接描かずに表現するという意味があり、霞に隠れた遠くの場所(つまり仙人が住むという世界)を匂わせています。

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