人工培養した涙腺から感情起因の涙を流させることに成功 (1/3ページ)
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涙には、潤滑剤や保護膜として眼球の健康を守ると共に、悲しみや喜びといった感情を表現する時にも流れてくる。
だが、涙腺の機能が衰えてしまうと、目が乾燥してしまいドライアイになってしまい、泣きたいときに涙がでてこなくなる。
ドライアイを治す方法は目薬や外科手術などがあるが、人工培養された涙腺を移植するという技術も注目されている。
オランダ、ヒューブレヒト研究所が開発した人工涙腺は、感情的な涙をながさせることもできるという。
・人工培養した涙腺で涙を作る
オランダ、ヒューブレヒト研究所のヨリック・ポスト博士によると、成人の少なくとも5%はドライアイと推測されるという。その多くが、涙腺で涙が作られないことと関係しているそうだ。
これまで、涙腺の仕組みは完全に理解されておらず、限られた治療手段しかなかった。そこで今回開発されたのが人工培養された涙腺だ。

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・感情で出る涙を流すことができる人工涙腺
『Cell Stem Cell』(3月16日付)で発表された研究では、マウスの幹細胞から作られた「オルガノイドが紹介されている。
オルガノイドとは、小さいながら本物の構造をそのまま再現した3Dミニ臓器モデル、つまり人工臓器のことだ。