つなぐのは貴族も好む「最高位の色」ふりかけと『源氏物語』の高貴で優美な関係 (1/5ページ)

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つなぐのは貴族も好む「最高位の色」ふりかけと『源氏物語』の高貴で優美な関係

貴族も好む「最高位」の色

日本では、紫色は昔から「高貴」「優美」な色とされています。

これはなぜかというと、その染色方法に起源がありました。

紫色は、紫草の根から染色します。この染色方法が、根を乾燥させ、杵(きね)でついて麻袋で絞り、60度以下の液で染めて……と大変な手間がかかるのです。よって古代日本では、紫色の服は一部の高貴な地位の人しか着用することができなかったのです。

貝を使って染める方法もありますが、これは日本では流行りませんでした。一方でヨーロッパではこの方法が採用されており、これもまた稀少な色として扱われています。

そんなこともあって、紫色は603(推古11)年の冠位十二階の制では最高位の色とされました。また、その後757(天平宝字元)年に定められた養老律令(ようろうりつりょう)でも、紫は最上位とされています。

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もともと、紫色を最高の色としたのは当時の中国(隋・唐)にならったからです。

当地では「紫」は帝室に関する象徴語でもありました。例えば、天子の御殿を「紫辰」「紫極」大后の居室を「紫房」などと呼んでいます。

そして、優美な貴族文化が栄えた平安時代には、紫色はますます愛されるようになります。

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