空気中に残留する動物のDNAを採取することに成功。動物の生態調査や人間の犯罪捜査に役立つ可能性 (2/3ページ)

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eDNAir: proof of concept that animal DNA can be collected from air sampling
・空気中にある痕跡から探しにくい動物の痕跡を探す

 彼女の狙いは、この「エアDNA」を利用して、巣穴や洞窟内に潜んでいる動物の生態を調べることだ。

 「知りたかったのは、フィルターでeDNAを集めて、陸生動物の存在を追跡できないだろうかということです」と、クレア氏は説明する。

 この方法を使えば、調査しにくい場所に生息する動物や、見つけにくい動物の存在を確かめることができるかもしれない。動物に直接干渉したり、ストレスを与えないですむ点もメリットだ。

 「動物を探し回るのではなく、止まり木や洞窟に試験管を置いて空気を吸うなんてことを思い描いています」とクレア氏は述べる。

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credit:Youtube:PeerJ

・人間の犯罪捜査にも役立つ可能性

 eDNAの検出は、犯罪捜査に似ている。刑事は犯行現場に落ちていたタバコの吸い殻からDNAを採取して、犯人を捜索する。

 一方、研究者が探し求めるのは、たとえば絶滅危惧種や侵入種など、そこにいたとしてもなかなか姿を見せてくれない動物たちだ。

 だが現実に人間の犯罪捜査への応用も議論されているという。というのも今回の研究では、ハダカデバネズミのものだけでなく、意外なことに人間のDNAも空気中から回収されているからだ。
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