空気中に残留する動物のDNAを採取することに成功。動物の生態調査や人間の犯罪捜査に役立つ可能性 (1/3ページ)

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空気中に残留する動物のDNAを採取することに成功。動物の生態調査や人間の犯罪捜査に役立つ可能性
空気中に残留する動物のDNAを採取することに成功。動物の生態調査や人間の犯罪捜査に役立つ可能性

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 我々の体を作り上げるために必要不可欠なDNA。そんな大切なものを、私たちはあちこちに落とし物している。そしてそれは空気に舞って漂っている。

 このほどロンドン大学クイーン・メアリーの研究グループが、そうした動物のDNAを空気から史上初めて回収することに成功したそうだ。
・空気中から動物のDNAの採取に成功

 生物が落としたDNAのことを「環境DNA(eDNA)」と言い、土壌や水などのさまざまな環境中から採取される。

 これまで、水中からeDNAを採取して水棲生物の生態を調べることは行われていた。また、空気中から植物のeDNAが採取されたこともある。そうした植物は花粉や種といった形で、意図的にDNAを飛ばしている。

 だが、空気中から陸生動物のeDNAを採取しようとする研究者はいなかった。そこでロンドン大学クイーン・メアリー校の生態学者、エリザベス・クレア氏らの研究チームは空気中から動物のeDNAを採取する実験を行った。

 自分からはあえてDNAを飛ばさない動物だが、それでも唾液や皮膚といった形でDNAを落としてはいる。

 そこでクレア氏らは、空調システムなどに使われるHEPAフィルターを使って、ハダカデバネズミを飼育している施設の空気からeDNAを集めてみることにした。

 すると、その飼育箱の中からも、飼育箱が置かれている建物からも、見事にハダカデバネズミのDNAを集めることができたのだ。
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