顔で賢さは判断できない。知性と顔立ちには関連性がないことが遺伝学研究で明らかに (1/3ページ)
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賢そうな顔をしている。そんな印象を抱かせる人がいるのは確かだが、遺伝学的な立場から言えば、知性と顔立ちにはあまり関係がないようだ。
国際的な研究グループによって、ヨーロッパ人の祖先を持つおよそ2万人を対象としたゲノムワイド関連解析が実施された。
その結果、顔立ちや脳の形状に影響を与える遺伝子座(染色体やゲノムにおけるそれぞれの遺伝子が占める位置)が特定されたが、それらは認知能力とはまったく無関係だったと、『Nature Genetics』(4月5日付)で発表されている。
・脳の形状に影響する遺伝子を特定
研究の中心人物の1人、ベルギー、ルーヴェン・カトリック大学のピーター・クラース教授は、顔の3Dモデルに基づいて遺伝情報を分析することで、顔立ちに影響する遺伝子を特定した実績がある人物だ。
今回、同教授が試みたのは、同じ手法を用いて、顔立ちだけでなく、脳の形状に影響する遺伝子を特定することだ。
そのために、UKバイオバンクのデータベースから2万人近くの脳のMRI画像と遺伝情報を入手し、シワが刻まれたクルミのような脳の形状と遺伝子との関係が分析された。

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・脳と顔の形状に関係する遺伝子は一部重複しているものの、知性と顔立ちの関係性はまったくない
この結果明らかになったのは、脳の形状に関係している472か所の遺伝子領域だ。しかもそのうちの76か所は、以前明らかになった顔の形状に関係する遺伝子だったという。