タピオカ店跡地に続々…「から揚げ専門店」が急増している理由 (2/3ページ)
さらに、すかいらーくグループでも、ファミリーレストラン『ガスト』内にから揚げ専門店『から好し』を併設。“から好しINガスト”として、20年12月末に476店舗、21年4月末には約1300のガスト全店で対応する予定だと言いますからね。まさに、から揚げ専門店が戦国時代に突入したといっても過言ではないでしょう」
とはいえ、なぜ、コロナ禍であるこの時期に、から揚げ専門店出店なのか? しかも、少し前までタピオカ店だった場所への出店が目立つように感じるのはなぜなのだろうか……。
前出のジャーナリストが続ける。
「飲食店経営には『FLRコスト』というコストをあらわす指標があるのですが、Fはfood(材料費)で、Lはlabor(人件費)、Rはrent(家賃)。これが一般的に飲食店の三大コストと呼ばれています。それに照らし合わせると、まず鶏肉はほかの肉に比べ材料費がダントツに安い。つまり、原価率が抑えられるんです。そして、たとえば焼き鳥の場合、『串打ち三年、焼き一生』という言葉があるように、ある意味職人技が要求されますが、から揚げなら調理場経験がなくても、フライヤーさえあれば、誰が作っても味に大差はありませんし、スタッフも2人いれば十分回せます。また、駅前の一等地にこだわる必要もないし、10坪程度あれば店が出来るため、家賃が安く済む。つまり、タピオカ店の立地やスペースで十分賄えるというわけです。