温暖化が問題なら地球の軌道を変えたらよくね?とアメリカの議員。実際にそれは可能なのか?その影響は? (4/5ページ)

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 ここは断腸の思いで、月と地球の重力的なつながりを断ち切って、パチンコのように地球を飛ばしてみたらどうだろうか?

 だが、これをやる方法は今のところないし、やはり大惨事を引き起こしかねないとシーゲル氏。月がなくなり潮汐が大幅に低下するばかりか、夜は暗く、昼間は短くなり、しかも自転軸が不安定になるために季節の予測がきわめて難しくなる。・月を削って月の軌道を変える方法
 ならば次善の策として、月の軌道を変えてみるのはどうだろう? グラスゴー大学のロケット工学者マッテオ・セリオッティ氏によれば、月の公転軌道半径を10%大きくするだけで、長期的には地球の軌道が変化するらしい。

 そのためには月を削ってやればいい。たとえば全米にある風力発電タービンを集めて、100ギガワットのレーザーを月目掛けて照射してみる。だがこの方法で必要なだけ月を削るには300兆年かかってしまう。

 月の土をスペースXのファルコンヘビーで宇宙へと運び出してみたらどうだろう? そのために必要になる打ち上げ回数はざっと70京回だ。

 ここで思い出さねばならないのは、人類が宇宙を目指して以来、打ち上げられたロケットの数はわずか7万780台ということだ。しかも、その半数は地球の大気すら脱出できなかった。

 多少過激でもいいのならば、最初に述べた核爆弾を利用する方法があるようだ。
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・地球や月の軌道を変えるには数百万年かかる
 温暖化の影響を相殺するには、地球の軌道を大きく変えねばならない。そのために、どんなやり方であっても、おそらくは数百万年はかかってしまうとギュク氏は言う。

 そのような壮大な計画など、これまでどんな文明も立案したことがない。それどころか、ほんの数千年を持ち堪えることができた文明すら人類史には登場していないのだ。
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