北条義時の妹、そして妻となる”二人の阿波局”の存在ー大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (2/6ページ)
彼女は頼朝公の異母弟である阿野全成(あの ぜんじょう)に嫁ぎ、鎌倉幕府や北条家を支える重要な役割を果たしました。
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阿野全成。Wikipediaより(撮影:Musuketeer.3氏)
さて、阿波局と言うと実はもう一人おりまして、それがまた義時の妻だと言うからややこしいことこの上ありません。
紛らわしいから大河ドラマには登場させず、彼女の産んだ息子・北条泰時(やすとき)だけをしれっと登場させるのか、あるいは別の呼び方を設定するのか、こういうところに脚本家のセンスや工夫が表れて面白いですよね。
今回はこの北条義時の妹、そして妻となる二人の阿波局についてそれぞれ紹介したいと思います。
北条義時の妹・1人目の阿波局生まれた年は不詳、阿野全成の妾(『吾妻鏡』による)となって嫡男・阿野時元(ときもと。生年不詳)を産みます。