恋に臆病になっている女性へ。読書の秋に読みたい「純愛小説」3選 (1/5ページ)

マイナビウーマン

恋に臆病になっている女性へ。読書の秋に読みたい「純愛小説」3選
恋に臆病になっている女性へ。読書の秋に読みたい「純愛小説」3選

はじめまして、読書研究家として活動している、きりんです。幼い頃から読書が好きで、毎日1冊の本を読んでいます。現在はSNSを中心に「私らしく生きていくための読書案内」を日々発信しています。

さて、街の景色もだんだんと色づき、なんだか人恋しくなる季節になってきました。みなさんは、どんな秋を過ごしていますか。

私がぜひおすすめしたいのが、読書の秋。おうちで過ごす時間も多い今、ゆっくりと読書して、物語の世界に浸ってみるのはいかがでしょう。

この連載では、「本が教える恋のお話」というテーマで、これから3回に渡って、恋愛にまつわる本を紹介していきます。

今好きな人がいるという方には、恋の処方箋となるような本を。これからすてきな恋を始めてみたいという方には、心がときめくような本との出会いになればうれしいです。

■第1回のテーマは「純愛」

「純愛」と聞いたら、あなたはどんな恋を思い浮かべますか? 自分の想いを貫き、たった1人を愛し抜くことでしょうか。

もちろんそれだけに限ったことではなく、片思いで切なく散った恋も、悩んだ末に終わってしまった恋も、周りに反対されてかなわなかった恋も、そのどれもが美しく輝く「純愛」には変わりありません。

今回は、そんなさまざまな形が存在する「純愛」にまつわる小説を3冊ご紹介します。みなさんが気になる作品が見つかりますように。

◇『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子(講談社)

仕事は好きだけど、自分に自信を持てなくて、人付き合いはニガテ。恋からもすっかり遠ざかっている。

そんな主人公の入江冬子に感情移入して、気づいたらスルスルと読み終えてしまうほどハマったのが本作。不器用でうまく進まない「純愛」が描かれているのですが、久しぶりに恋する気持ちを思い起こさせてくれました。

冬子は、校閲者として働く独身女性。会社勤めをしていたものの、周囲との人間関係に馴染めず退職し、フリーランスとして生計を立てています。

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