「鎌倉殿の13人」放たれた矢のゆくえは…第4回放送の振り返りと次回のポイント (6/6ページ)

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終わりに・次週第5回「兄との約束」とは

かくして二十年の雌伏を経て、ついに放たれた「平氏を征する最前の一の矢」。

にっくき堤信遠を討ち果たすべく突撃する義時たち。第2回で土下座させられ、第3回でせっかくの野菜を踏みにじられ……尺の都合が許す限り、信遠の最期もしっかり描いて欲しいところです。

初陣で緊張している義時に対して「大丈夫だ、俺も怖い」となごませる宗時、「俺もちびっちゃいそう」と笑いをとる時政。こういうところに、北条一族の絆が感じられます。

一方、挙兵に際して何も知らされず「私って、そういう存在なの!?」と怒っていた妹の実衣(演:宮澤エマ)。確か設定では秘密を胸にしまっておけない性格とかで、蚊帳の外にされたのかも知れません。

歌川国芳「頼朝旗起八牧館夜討図」

そしてみんなが戦っている中、ひとり妻・政子の膝枕で戦果を待ち続ける頼朝。動かずにいるのが一番辛い……本当なら、一緒に戦いたかったことでしょう。

さて次週の第5回「兄との約束」、ネタバレになりますが、次回で兄・宗時が討死します。

宗時「坂東武者の世を作る。そして、そのてっぺんに北条が立つ。そのために源氏の力が要るんだ。頼朝の力がどうしてもな」

これまで政治にも戦にも、とうぜん権力にも興味のなかった義時が、兄と交わした最後の約束を守るため覚醒。

ついに始まった戦いの日々によって成長していく義時の姿、来週も楽しみにしています!

※参考文献:

『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 前編』NHK出版、2022年1月 『NHK2022年大河ドラマ 鎌倉殿の13人 完全読本』産経新聞出版、2022年1月

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