そんな理由で!?平安時代、子供を殺した男に下された処分があんまり過ぎる…… (1/5ページ)
ニュースを見ていると、児童虐待によって幼い命が喪われる痛ましい事件が後を絶ちません。
いったい何が悲しくて我が子を殺さねばならないのか、正直理解に苦しむところです。
そんな不条理はいつの時代も変わらなかったようで、今回はとある平安貴族のエピソードを紹介。
父は何を思って我が子を殺し、どのような処分を受けたのでしょうか。
一度は検非違使へ突き出したものの……時は平安中期の寛仁2年(1018年)9月。水取季武(もいとりの すえたけ)という者の息子が木から落ちて亡くなるという痛ましい事故が発生しました。
これだけならただ気の毒という話で終わります。しかしこの季武、実は我が子を殺そうとあえて木に登らせたことが後から発覚。
およそ天下に罪は数多あれど、尊い命を奪うほど重い罪はありません。