恐怖は伝染する。友人が多いほど恐怖心が強くなることがお化け屋敷実験で明らかに (1/6ページ)
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お化け屋敷やホラー映画のような恐怖を感じる娯楽が好きな人がいる。これまでの研究で、人は退屈すぎず、怖過ぎない「適度な恐怖」を楽しく感じることが明らかになっている。
今回の研究もお化け屋敷を利用して行われた。「人は脅威を感じたとき、どのような社会的反応が起きるのか?」というもので、その結果を『Psychological cience』(2022年1月10日付)で報告している。
それによると、人は友人が多いほど恐怖心が強くなり、恐怖心は伝染することが明らかになったという。
・お化け屋敷は人間と恐怖の関係を調べる最高の実験場
なぜだか一部の人々は、ホラー映画やお化け屋敷が大好きだ。専門的にはそれを「娯楽的恐怖(recreational horror)」という。すなわち恐怖と楽しみが混ざった感情体験である。
だが、カリフォルニア工科大学のサラ・タシジアン氏らによる新しい研究の主なテーマは、娯楽的恐怖そのものではなく、さまざまな恐怖に対する人体の反応である。
お化け屋敷を利用して恐怖を調べたのは、タシジアン氏が初めてではない。『Why Horror Seduces』の著者マティアス・クラーゼン氏(オーフス大学)は、デンマークのお化け屋敷を利用して、恐怖心をコントロールする2種類の戦略について調査している。
お化け屋敷の顧客は、恐怖を心ゆくまで味わう人たち(アドレナリン・ジャンキー)と、恐怖を抑えようとする人たち(ホワイト・ナックラー)がいるという。