まるで白亜のピラミッドのように復元!斉明天皇の真陵・牽牛子塚古墳(けんごしづかこふん)ってどんな古墳?【後編】 (5/11ページ)
牽牛子塚古墳はその重要な構成資産の一つと位置付けていますので、そのためには、発掘調査に基づいて忠実に築造当時の姿を再現する必要があるのです。
牽牛子塚古墳の価値は、墳丘だけでなく埋葬主体部にもあります。壮大な石の建築物である2室に分かれた横口式石槨が、大変な価値を有しているのです。横口式石槨は、墳丘1段目から設けられた階段で2段目にあがり、そこから柵越しに覗き込むような形で見学することができます。
ただ、整備前のように真正面から見ることができません。そのため、石槨内部の隅々まで観察することができないのが残念です。
復元された牽牛子塚古墳については、様々な感想があるかもしれません。しかし、筆者は、石の都・飛鳥京を創造した斉明女帝の墳墓として、真実を伝えるものであると実感しました。