男性育休インタビューを公開:2022/4/1改正法施行へ向けた育休取得しやすい環境づくり(株式会社ゲットイット) (2/8ページ)

バリュープレス

そのような中、2021年8月に第二子の誕生を迎えることとなった社員、原田さんより育休の申請があり、育休制度の見直しが行われました。

会社として初となる男性育休の実現に向けては、本人が安心して育児に専念できるようにするためにも、現場の欠員をいかに補うかなどの調整が重要となりました。そうしたプロセスにおいて、当社に従来から存在していた以下のような企業文化が支えとなりました。


①休みを取得しやすい環境
当社では、
・夏季休暇は、5日連続で取得し、9連休とする。
・勤続10年を迎えた社員は、1ヶ月の夏季休暇を取得する。
といった独自のルールを設けています。

部署内の各メンバーが順次不在となる状況や、勤続10年の中核社員が長期不在となる状況を、毎年夏の期間に意図的・計画的に作り出すことで、仕事が属人的になることを予防し、不測の事態などにおいても業務を継続できる体制づくりを促進することが、こうした取組みの目的です。男性の育休取得という具体的なケースはなかったものの、休暇を取得したメンバーを全員で支え、連携して業務をカバーできるような耐性を普段から養える環境だったと言えます。


②個人を尊重するカルチャー
当社では、家庭などのプライベートな個人的事情により、仕事への影響が生まれることについて、会社としても理解を示し、社員間でも理解し合う企業文化があります。こうしたカルチャーは様々な要因によって形成されたものですが、その一つとして、役員を含め子育てをしている社員も多く、ビジネスチャットで「子どもが発熱しましたので」と休みをとる姿を見せていることもあるでしょう。

プライベートと仕事を切り離して働くことを強要するのではなく、社員が心身ともに健康的に暮らせていることで仕事でも活躍できる、というのが当社における考え方です。個人を尊重するカルチャーが根付いていたことも、初の男性の育休取得を成功裏に実現させる上で重要な要素となりました。

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