「鎌倉殿の13人」平家を追い出し、上洛を果たしたものの…第14回「都の義仲」予習 (6/8ページ)
「猫だと?猫の分際で人間様に何の用じゃ(猫は人に見参するか)」
「いえいえ、猫間という場所でお住まいだからそのように呼ばれているようです(これは、猫間の中納言殿と申す公卿で渡らせ給ふ。御宿所の名とおぼえ候ふ)」
それじゃあ会ってやろうか、と義仲は光隆を迎えます。ちょうど食事どきだったようで、
「おい。珍しい猫が来たから、飯の用意をしてやれ(猫殿のまれまれわいたるに物よそへ)」
「いえ、お構いなく……(ただいまあるべうもなし)」
「遠慮すんなよ。飯どきに来たってのは、食い物が欲しいからだろう?(いかが食時にわいたるにさてはあるべき)」
義仲はちょうど新鮮な(無塩=まだ塩漬けにしていない)平茸があったので、これらを調理させて郎党の根井小弥太行親(ねのい こやたゆきちか。義仲四天王の一人)に配膳させました。