「鎌倉殿の13人」平家を追い出し、上洛を果たしたものの…第14回「都の義仲」予習 (4/8ページ)

Japaaan

甲を脱ぎ弓の弦をはづいて、降人に参らせ給へ」

※『平家物語』巻第八「鼓判官」より

「一大事にございます。しかし畏れ多くも朝廷に弓を引く訳には参りません。ここは素直に兜を脱いで弓の弦をはずして降参の姿勢を示されませ」

喜多川歌麿「木曾冠者源義仲及其一門」

兼平が進言したものの、義仲は聞き入れません。

「我、信濃を出でし時、麻績、会田の軍よりはじめて、北国には砥浪山、黒坂、篠原、西国には福隆寺縄手、篠の迫、板倉が城を攻めしかども、いまだに敵に後ろを見せず。たとひ十善帝王にてましますとも、甲を脱ぎ弓の弦をはづいて、降人にはえこそ参るまじけれ……(中略)……これは鼓判官が凶害とおぼゆるぞ。その鼓め打ち破つて捨てよ。今度は義仲が最後の軍にてあらむずるぞ。頼朝が帰り聞かむところもあり。軍ようせよ、者ども」

※『平家物語』巻第八「鼓判官」より

「我は信濃を出てより各地で戦ってきたが、一度として敵に背を向けたことはない。たとえ朝敵となろうが一歩も退かぬ!」

「こんな事になったのは、あの鼓判官めのせいだ。あの野郎、打ち破って捨ててくれるわ。朝廷に仇なした以上、これが我らが最後の戦となろう。

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