「鎌倉殿の13人」平家を追い出し、上洛を果たしたものの…第14回「都の義仲」予習 (7/8ページ)
果たして出された料理は、田舎風の大きな器にドカ盛りご飯、おかず3品に平茸汁という献立。
それだけならつき合えなくもないでしょうが、いかんせん盛りつけは汚いし食器もちゃんと洗ってあるのかどうか……光隆がドン引きしていると、義仲は機嫌を損ねて言いました。
「何だ、不満かよ。それでもとっておきの食器なんだがな(それは、義仲が精進合子ぞ)」
こうまで言われては食べない訳にもいかず、恐る恐る箸をとって、一口だけ食べる仕草を見せた光隆。これを見て義仲はますます不機嫌に。
「猫殿は少食なのか。猫が猫下ろしするなど似合わぬから、猫らしくがっついて食えばよいものを(猫殿は少食におはしけるや。聞こゆる猫おろしし給いひたり。かひ給へ)」
猫下ろしとは、自分の食べ残したものを食卓の下にいる猫へやる(下ろす)こと。ここまで言われては我慢の限界、光隆は言うべき用件も言わず退出したということです。
終わりに他にも後白河法皇の御前で叔父・行家と序列を争っては公家たちに見下されたり、公家装束が面倒だからと甲冑姿で牛車に乗って失笑されたり、など散々な義仲。