太平記の巻十に登場する新田義貞と東村山市の徳蔵寺にある元弘の板碑 (5/7ページ)

心に残る家族葬



■板碑の供養が年中行事となっている徳蔵寺

しかも徳蔵寺においては、板碑保存館で保管・展示されている板碑の供養が年中行事となっている。歴史家の今立鉄雄によると、昭和39(1964)年3月に、寺内に所蔵されている板碑などを整理することになった。その作業が8月に最終段階となった。そこで、板碑に名前が記されている人々、板碑によって供養された無名の人々がおられる。それらは古くは700年、新しいもので400年を経て無縁の仏となっているため、板碑の供養をしようということになった。それで第1回の板碑供養が秋の彼岸の折に営まれた。それ以来毎年途切れることなく、徳蔵寺では板碑供養が執り行われている。

■ロシアによるウクライナへの侵攻から2ヶ月経過したが

今年の2月24日に砲撃・空襲が開始された、ロシアによるウクライナ侵攻から、2ヶ月が経過した。『週刊現代』3月26日号によると、コロナ禍で思うように外出が叶わない中、連日のように放送されているショッキングな映像ばかりを見続けていると、「嫌だ」「辛い」などの負の感情だけが蓄積され、脳も心も確実に衰弱していく。しかも加齢に伴い活力が衰えた状態を示し、昨今よく耳にする「フレイル」という言葉があるが、先に挙げた状況から、世代を問わず、世界中の人々が「戦争フレイル」状態に陥っているという。脳の無数の神経細胞を思考・感情・伝達・運動・聴覚・視覚・理解・記憶の8系統に分け、それぞれを「脳番地」と定義づけた医師で株式会社脳の学校の代表である加藤俊徳氏が、現在進行形のウクライナ情勢を目の当たりにし続けることは、脳の深いところで喜怒哀楽を司っている感情系に強い衝撃を与える。そしてこの感情系は、情報を蓄積・利用する記憶系や、自発的な行動を促す思考系とも密接に連携しているため、記憶力や行動力の低下にもつながる。そしてこの状態がずっと続くことで、脳の機能がゆっくりと低下し、やがては認知症になる可能性も大きいと警告を発した。

■最後に…

いつの時代も、どこの国や地域でも、人が人である限り、小さな争いごとに始まり、大規模な戦争や紛争、内戦…が起こる可能性を常にはらんできたし、実際にさまざまな理由や状況によって、そうした揉め事は勃発してきた。
「太平記の巻十に登場する新田義貞と東村山市の徳蔵寺にある元弘の板碑」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る